仮面浪人中に英検準1級を取得した時の勉強法
英検は日本の英語資格の中でもメジャーな試験ではないでしょうか
英語学習を積極的に行っている人にとって、英検を受けたことがある、また、受けようか考えたことがある人がほとんどだと思います。
私自身、仮面浪人中に英検準1級を取得することができたのでその時の勉強法を簡単に紹介していければと思います。
まず、英検というのはほかのTOEICなどの資格と違い、基準点に達することができて初めて合格になります。そのため、四技能と呼ばれる各項目をそれぞれある程度とれていないと合格するのは難しく思います。
まずリーディンングセクションに関しては、単語量が非常に重要になってきます。英検の場合、級によって文章の難易度と単語の難易度が変わってきますが、語彙の難易度が一番とっつきやすく、かつ英検を目指すうえで一番重要になってくるのではないかなと思います。
ボキャビュラリーを伸ばすために行ったことは、旺文社の出る順パス単という単語帳の準1級、1級の単語帳を覚えました。両方の単語帳を覚えるのに2~3か月はかかりました。
準1級を目指すうえで個人的に感じたことは、その一つ上のレベルの1級を本気で目指して勉強していたことが大きかったかなと思います。
かといって私自身、1級に受かるほどの実力は到底なく、準1級にも手が届きませんでした。高校時代に受けた模試で英語の偏差値が40台のあることがざらでした。
しかし、本気で1級に受かるための勉強をして、そこでやっと準1級に受かることができる実力を養うことができたのではないかと思っています。
もう一つ大事だと思ったことは、リスニング対策です。
いわゆる純ジャパとよばれる、海外経験がない日本人の多くが一番苦労するのがリスニングではないでしょうか。
準1級のリスニングの特徴は、高校時代に受けた模試やセンター試験のリスニングと比べて圧倒的に文章量が多くなります。私が初めて準1級のリスニングを聞いたときは、文の最初のほうは聞き取れたとしても、まだ終わんないの?と思ってしまうくらい長く続いてきます。
長めの英文を聞き取れるように集中を持続することがリスニングにおいて非常に重要になってきます。
私の場合はリスニングが大の苦手で、実際に受かった時のスコアを見てみても、リスニングセクションにおいては合格者平均点よりもかなり低かったです。
当時英検まで時間がなくリスニングを伸ばす時間がないと思った私が講じた策が、ライティングの点数でカバーする、という作戦です。
ライティングは簡単に点数を伸ばすことができます。文法ミスをなくすだけでもかなり高得点になるので、あとは文字数を基準まで達することと、問題に沿った回答をするだけでOKです。
英検の準1級は一見レベルが高いように感じますが、やるべき努力をすれば意外とあっさり受かることができると思います。
英検本番まで時間に余裕がある方は、リスニングで足を引っ張らないレベルにまで上げることが一番の近道だと思っています。逆に私のように本番まで2~3か月しかないという方には、単語量を増やしてリーディングセクションを落とさないようにし、ライティング対策をして点数を稼ぐことができれば、準1級は合格に手が届くかと思います。
大学受験を終えた受験生はほとんどが英語から離れてしまいますが、そこで英語の勉強だけでも続けることができれば準1級は意外と合格できるレベルです。高校生でも積極的にチャレンジしてもいい難易度だと思いますし、合格するしないに関わらず、準1級に受かるための努力を高校生のうちからすることができれば、受験においてかなりのアドバンテージになると思います。
受けようと思っている方の参考になれば幸いです。